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イラン遊牧民の手織り絨毯、ギャッベをご存知ですか?

更新:2017/08/23

ギャッベという絨毯をご存知ですか?

少し前までは、ギャッベという単語を知っている人の方が珍しいくらい認知度が低かったのですが、徐々に人気を獲得して最近では様々なインテリアショップで見かけるようになりました。

 

ですが、今現在流行っているその”ギャッベ”の発祥となる”ゾランヴァリギャッベ”のことについてはご存知の方はまだあまり多くない印象を受けます。

多くのインテリアショップで安価で販売されているギャッベ(機械で織られたものや中国産、インド産など・・)とは、全く異なるクオリティーの素材・織りの技術で作られた絨毯です。一枚一枚手織りで織られた一点ものですので、日本国内では限られた店舗でしか置いていません。”ゾランヴァリ”とは所謂絨毯のブランド名です。

この記事では、そのゾランヴァリギャッベについてご紹介させていただきます。

 

5000年の歴史を持つイラン遊牧民の手織り絨毯

イラン南西部で、5000年以上の長い歴史を持つ手織り絨毯。春先に刈られる柔らかくしなやかな山岳地帯の羊の毛を使い、100%草木染めで色を染めています。

中でもルリ族という種族が織り上げるルリバフという絨毯は7000年以上の歴史を持っています。ルリバフはギャッベのルーツと言われており、”ゾランヴァリギャッベ”の中でも最高峰のクオリティーを誇ります。

山岳羊毛の特徴

ザクロスの山岳地帯で生きる羊は、自然の厳しい環境から身を守るために寒い時期は空気をたっぷり含んで暖かく、暑い時期には汗を放湿する毛の特徴を持っています。そのため保温・保湿に優れており、通気性も良いので、冬は暖かく夏はサラッとした感触なのです。

さらに山岳地帯で生きる羊の毛はラノリンという上質な油分をたっぷり含んでいますので、防汚・防虫にも優れているのです。

母から娘へ伝承される織りの技術

イランの絨毯を織る女性たちは母や姉から教わり、15歳から50歳くらいまで織り続けます。熟練の女性は細くてしなやかな糸を上手に紡ぎます。糸を紡ぐ技術も織る技術も、母から娘に伝承されていくのです。

大切な願いが込められたギャッベの文様

糸杉の文様は”生命の樹”と呼ばれており、家族の健康や長寿の祈りが込められています。女の子の文様は子孫繁栄の願いが。動物の文様は、種族繁栄や豊かな暮らしがおくれるようにと願いが込められています。他にも様々な文様があります。

このように、ギャッベには織り子さんたちの様々な願いや祈りが込められているのです。現代を生きる私たちが忘れがちな大切なことを、ギャッベは教えてくれるような気がします。

最高品質の理由

ゾランヴァリ社は絨毯界で最高峰の名誉であるカーペットオスカー賞を何度も受賞しています。絨毯を織る民族であるカシュガイ族やルリ族の技術力の高さの他にも、天然染料・糸の品質管理を徹底しています。

 

・春先の柔らかくしなやかな羊毛のみを使用

・撚りの技術を徹底

・人に優しい天然染料のみで染色

・色落ちがほとんどない染色技術

・完成後、裏をバーナーで焼いて余分な糸を焼き切って堅強に

・糸の長さをシャーリングで揃えて柄をくっきりとさせる

・水と天然石鹸を使い、ブラシでしっかりと洗う

・太陽の光と熱で3日かけて天日干し

・仕上げに縦糸を丁寧に巻き込んで細かなメンテナンス

 

世界最高峰と呼ばれる絨毯は、やはり非常に細かなところまで徹底管理されています。そして何より最高品質の一番の理由は、織り子さんの日々鍛錬された織りの技術です。実際に絨毯を見て触っていただくと一目瞭然なのですが、芸術作品と呼べるほど素晴らしい完成度なのです。

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